
創研光電株式会社、SGSよりISO 26262自動車機能安全プロセス認証を取得

2025年8月8日、創研光電株式会社(Create Electronic Optical Co., Ltd.) は、SGSより ISO 26262 自動車機能安全プロセス認証 を取得しました。本認証は、同社の自動車製品開発プロセスが国際最高水準の安全基準を満たしていることを示しており、世界中の顧客に対して 安全で信頼性の高い自動車向け製品 を提供し続ける同社のコミットメントを示しています。
認証授与式は2025年8月8日に開催され、創研光電 総経理 羅智瑋氏、営業本部長 魏惠貞 氏、同社のR&Dおよび生産コアチーム、ならびに SGS台湾 コネクティビティ&プロダクト事業部 副総経理 張正昌氏、機能安全・サイバーセキュリティサービスセンター マネージャー 何建男氏、プロダクトマネージャー 劉昱宏氏 と実行チームが出席しました。
自動車電子技術の急速な発展に伴い、利便性や多機能性が向上する一方で、製品の安全性とリスク管理 は自動車市場で非常に重要な課題となっています。そのため、自動車製品の機能安全は、技術開発、プロセス管理、ハードウェア利用、ソフトウェア応用 において新たな挑戦に直面しています。これに対応するため、国際標準化機構(ISO)は ISO 26262 を策定し、自動車電子製品の機能安全が必要な ASIL(Automotive Safety Integrity Level) に適合しているかを定義しています。ISO 26262 は、自動車機能安全の国際標準として広く認められ、製品ライフサイクル全体をカバーしています。創研光電が ISO 26262 プロセス認証を取得したことは、同社の自動車システムが厳格な機能安全要件を満たしていることを示しています。
創研光電のチームは、映像技術とAIアルゴリズム開発 に注力しており、自動車安全支援製品に応用しています。日本の自動車市場で20年以上の経験を持つ同社は、「安全な旅のライフスタイル」 をコンセプトに、自動車関連企業にソリューションを提供しています。現在の製品用途には、バックビューカメラ、360°サラウンドビュー、ブラインドスポット検知、車線逸脱警告、前方衝突警告、ドライバー疲労監視、ナイトビジョン補助、電子ミラー、AI画像認識、ドライブレコーダー、クラウド管理プラットフォーム、熱感知モジュール、IToFモジュール が含まれます。
羅智瑋 総経理 は次のように述べています:
"私たちは、厳格な安全基準に適合するソリューションの開発と、機能安全対応の製品開発プロセスの実施に注力しています。SGS-TÜV SaarのISO 26262プロセス認証を通じて、今後も自動車業界の顧客に高品質な製品とソリューションを提供し続けます。"
張正昌 SGS台湾 コネクティビティ&プロダクト事業部副総経理 は次のように述べています:
"SGSは自動車電子製品における包括的なソリューションを提供し、品質システム、製造、設計のコンプライアンスを確保しています。創研光電がこの厳格な国際自動車基準認証を取得したことを大変喜ばしく思います。今後も自動車業界を支援してまいります。"
創研光電は台湾で デジタル映像型ドライブレコーダー の生産に最も早く参入したメーカーの一つです。設立以来、台湾のICおよび光学産業のサプライチェーンの技術を活用し、高品質の自社製造 と組み合わせることで、製品を日本の自動車市場に展開してきました。光学、機構、ハードウェア、ソフトウェアの統合能力を備え、顧客中心の視点 で自動車電子市場にアプローチしています。システム製品開発だけでなく、重要サブモジュール開発にも注力し、重要技術の習得と独自特許による技術的独創性と競争力を確立しています。
2015年以降、創研光電は国際自動車メーカーやTier1サプライヤーとの認証取得および協力を継続的に進め、2019年には自動化生産プロセスを導入した新工場を建設しました。さらに2022年には、AI画像認識電子製品が日本の顧客に認められ、共同製品開発と市場導入が進んでいます。
近年、AIの応用需要が増加する中、創研光電は AIディープラーニングアルゴリズム の開発に取り組み、今後も市場および消費者のニーズにより適した製品開発を目指しています。